気持ちの理由
みんなあたしがなんでキョウジュのこと好きかって聞くけど、キョウジュは他の人と違うんだからね!
ファンの子に手を振りながらキョウジュの姿を探す。
いっつもあたしのライブとかは絶対きてくれるもん。
「ミンミンちゃん!」
あ、いたいた。
でも悟られちゃまずいから同じように手を振ってごまかす。
アイドルにスキャンダルはご法度だしねv
「ごめんねキョウジュv待っちゃった?」
「いいえ!そんなことありません!///」
男の子なのにすぐ赤くなっちゃってvこういうところが可愛いんだよねーv
「それじゃ、どっかいこっか?ミンミン冷たいもの食べたーいv」
「は、はい!それじゃ、おすすめのアイスクリーム屋さんがあるんです。そこにしませんか?」
「いいよーvそれじゃいこっ」
キョウジュの手をとる。
「み、ミンミンちゃん///」
「ん?だって付き合ってるんだったら当たり前でしょ?」
「そ、そういうものなんですか///」
そういうとぎゅっと握り返してくれた。
嬉しくなってありがとっていったらまたまた赤くなっちゃた;
「あ〜。ほんとにおいしいvミンミン幸せ〜v」
「よかったです。ミンミンちゃんに気に入ってもらえて・・・」
ふと、前のミステルの言葉を思い出した。
『なんでキョウジュが好きなの?』
それは・・・キョウジュがアイドルのミンミンじゃなくて普通のミンミンを見てくれるから・・・。
「ねえ、キョウジュ、今のあたしとアイドルのあたしどっちが好き?」
「え・・・、なんでそんなこと聞くんですか?」
「いいからっ。答えて」
「えっと・・・どっちかなんてことじゃなく・・・私は・・・そのっ」
「?」
「私はっ。ミンミンちゃんの全てが好きなんですっ。
歌ってるミンミンちゃんも、今のミンミンちゃんも、勿論バトルしてるときのミンミンちゃんも!
全てが私の好きなミンミンちゃんなんです!」
ほっぺを赤くさせていうキョウジュの答えがあんまり嬉しかったから首にかじりついた。
「み、ミンミンちゃん!?///」
そうだよね。どれもあたしだもん、どれが好きなんて決められないよね。
あのバトルの時、あたしの歌がベイになにより大切なものだってキョウジュが気づいてくれた時、好きになったの。
あたしのことをちゃんと見てくれたのが嬉しかったの。
恐る恐るって感じだったけど、キョウジュがあたしの背中に手を回してくれた。
「ありがとうねvキョウジュv」
「は、はぁ・・・///」
これがキョウジュのいいところなんだv
ここが好きになったんだよ。
「また来たいなっ。キョウジュと二人でv」
「も、勿論。お供させていただきます!」
キョウジュの腕時計を見ると、もう次の仕事にいく時間になっていた。
「ごめんねキョウジュ・・・。ミンミン次のお仕事にいかなきゃいけないの・・・」
「あ、そうだったんですか!?それを知らずに私はミンミンちゃんに迷惑をかけるようなことを・・・!」
「ううん!キョウジュはなんにも悪くないの!それどころかすっごく嬉しかった〜v」
「ありがとうございます・・・///」
「じゃあ途中まで一緒にいこっかv」
もう一回キョウジュの手をとって歩き出す。
「あのっ、ミンミンちゃん。頑張ってください!」
「うん!キョウジュが見ててくれるんなら、ミンミン絶対頑張っちゃう!」
Fin
管理人様のキョウミン絵ではまってしまったので投稿させていただきました。
ミンミンが積極的すぎるような気がします;